年々盛り上がりを見せるハロウィンのシンボルと言えば「かぼちゃランタン(ジャック・オ・ランタン)」ですね。ここ数年、我が家でもかぼちゃランタンを手作りしていますが意外と簡単に作れます。皆様も週末を使い子供と一緒にハロウィンかぼちゃを手作りしてみませんか。ハロウィン気分を盛り上げてくれることうけあいです。

まずは、材料となるかぼちゃを入手しましょう。
八ヶ岳方面の道の駅や売店でも販売されていますが、中でもオススメが八ヶ岳中央農業実践大学校です。安くて大きなかぼちゃを入手することができます。

中央道小淵沢インターから車で20分ほど走った静かな山の中にあります。地元の人もハロウィンが近づくとかぼちゃを仕入れにここを訪れるそうです。

農業実践大学校は、その名の通り農業や畜産を学ぶ学校です。敷地内には直売所があり生徒さんが育てた野菜などを販売しています。この時期になると大小様々なハロウィンぼちゃが並び、ランタン作りワークショップなども開催されています。

直売だけあって価格もお手頃。小さいものなら数百円、大きいものでも2千円前後で購入できます。

施設内には芝生広場があったり羊やヤギも飼育されていて、ピクニックに来ている家族連れも多くいます。

販売機でエサを購入して動物にあげることができます。(100円)

かぼちゃの購入時期ですが、早すぎるとハロウィン前に痛んでしまい、遅すぎると形の良いかぼちゃは売り切れてしまうので事前に販売所に電話を入れて在庫を確認してから出かけるのが良いかもしれません。

かぼちゃを仕入れたらさっそくランタンを作ってみましょう。

・ナイフ(包丁)
・スプーン
・マジック
・LEDライト

かぼちゃは思いのほか固いのでナイフはしっかりとしたものを用意。特にヘタを取る作業は包丁を使った方が簡単です。LEDライトは100均のろうそくの揺らぎを再現したキャンドルライトがおすすめ。

イベントには100均が大活躍ですね。

かぼちゃランタンの生命線ともいえる表情を描いていきます。マジックで直接かぼちゃに書いちゃいましょう。かぼちゃランタン作りの中で一番クリエイティブで楽しい作業です。

インターネットで検索するといろいろ見つかります。

丸・三角・四角に★。

口の部分は歯を細かく描きすぎると切り抜く際に苦労しますので、細かすぎないデザインがおすすめ。

さて、いよいよカットしていきます。まずはヘタ部分。始めに切り抜き部分をマジックで描いておくと切りやすいと思います。このヘタ部分は結構固く、力が必要になるので怪我をしないよう慎重にすすめましょう。

この穴が小さいと種を取り出す作業が大変！しっかり手が入る大きさにカットします。カットした部分は後で「フタ」として再利用するので捨てないように。

カットできたらスプーンで中身を掻き出します。内側はヌルヌルして気色悪いので、気になる方はビニール手袋をして作業をすすめしょう。

種と一緒に水分を含んだ内側のやわらかい果肉も削り取った方がかぼちゃが長持ちします。
水分を多く含んだ状態で置いておくと痛みがはやく、ハロウィン当日を待たずにカビだらけになり異臭を放つので要注意です。

種が思いのほか大量に入っているのと思いのほかヌメヌメしてますのでテーブルに新聞紙を敷いて、ゴミ用のビニールもすぐ横に用意して行います。

種が取り出せたらマジックが残らないように線の少し外側をカットしていきます。

皮が厚いのでサクサクは切り抜けません。ゆっくりと丁寧に怪我をしないように慎重にカットしましょう。

一周ナイフが入ったら内側から外へ押して皮をはずします。
無理に押すと大切なパーツが欠損する恐れもありますので(よくあるのは歯がなくなってしまう！)、なかなか外れない場合にはもう一度ナイフを入れてしっかり切り込みを入れます。

切抜き完成！これで作業はほぼ終了です。

先ほども書きましたが、水分が残っているとカボチャの傷みが早いです。日陰の風通しのよい場所でしっかりと乾燥させます。カボチャが傷んでくると異臭に加え、顔はシワクチャ。中はカビカビとなり、触るのさえイヤになりますのでご注意ください。

昼間のかぼちゃランタンも愛嬌があり良いのですが、本来の用途である魔除けとしては不十分です。
灯りをともし、暗闇に浮かんだその魔除けたらん恐ろしい表情を楽しみましょう。

100均で購入したLEDライトを中に入れて灯してみましょう！

おぉ、これぞかぼちゃランタン！

種を抜いたかぼちゃの傷みは想像以上に早いです。
日陰の風通しの良い場所でもせいぜい1週間といったところ。

ハロウィン2〜3日前から飾り、ハロウィンが終わり次第捨てるようにしましょう。
放っておくとカビだらけになり、汁が出て床を汚します。わが家もコンクリートに直接置いたら汁が出てシミと匂いが暫く取れませんでした。どうぞご注意ください。

もし長持ちさせたいなら、かぼちゃを切らずにシールを張るのがおすすめ。
専用のシールが販売されていますのでそれだと1ヶ月以上持ちます。用途に応じて使い分けましょう。

皆様もいろんな表情のかぼちゃランタンを作って家族で楽しんでください。